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モブリットと妄想日記

第5章 願い事



「願いごとですか?」

「一個だけね。」


仕事をしていた手を止め、
私の雑談に付き合ってくれる。
モブリットは本当に優しすぎて
心配になる。


「カコさんは何かあるんですか?」

「うーん…寝たい。」


机にペタっと頬をくっつけ、
そんな身も蓋もない願いを言う私に、
モブリットは小さく笑った。
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