第4章 モブリットと腹チラ
「よいしょっと…」
私は大量の書物を
移動させようと持ち上げた。
「あ、カコ!
そういう重いやつは俺がするから。」
そういって、
モブリットに取り上げられた。
「あ…。
そんなに柔じゃないよ?」
モブリットの方が上司ではあるものの、
プライベートな関係もあるので、
その辺は緩い感じ。
もちろん団長やハンジさん達も公認だから、とても楽に過ごさせてもらっている。
そのせいもあってか、
度々ハンジさんの部屋を2人で掃除することもある。
ただの兵士である自分と違って、
副長を勤めるモブリットはなかなか忙しく、
2人で過ごせるのは貴重な時間だったりする。