• テキストサイズ

モブリットと妄想日記

第3章 朝


「目覚めました?」

「敬語。」

「え?」

「敬語いや。」



こんな関係になってから、
もう敬語いらないよ、と日々言っているのに、癖というものはなかなか消えないらしい。

モブリットは小さく困ったように笑う。

この笑い方が結構好き。


「カコ、起きて。」


私の頬をぷにぷに摘まみながら
そう言った。

呼び捨てにされるのは
未だに新鮮。


「モブリットー…」


私は手を伸ばし、
モブリットを引き寄せようとした。


/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp