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モブリットと妄想日記

第13章 雨音



「あと、」

「うん。」



私はのそっと身体を起こし
ベッドに腰掛ける
モブリットの背中に
張り付いた。


ベッドが
ギシッと音を立てる。


それは本当にベッドの音なのか、
私の心がギシギシ言ってる音なのか
わからなくなりそうだった。



「雨が嫌い。」

「うん。」


モブリットは
お腹に回っている
私の手に自分の手を重ねて
ただ相槌を打ってくれる。

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