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君を想う理由〜ヒミツゴト〜
第3章 溢れる恋、腐敗して。
そのまま午後の授業を全て睡眠に充てた俺は、すっきりした状態でHRの担任の話を聞いていた。
「…以上。何か質問は?」
20代後半の担任がそう皆に呼びかけると、ふざけた男子生徒がはーいと手を上げる。
「先生にはいつ彼女が出来ますかぁ?」
「そんなの関係ないだろっ!」
的確な担任のツッコミに教室が笑顔で溢れるが、俺は無表情のままで窓の外を眺めていた。
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