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苦しみの中の幸せ Part4 [銀魂]

第3章 時には昔を思い出そうか


土「はぁ!?」
『いや、妬いてるというよりか、自分だけ知らなかったから怒ってますよね?」

驚きに満ちているトシの顔は、かなり爆笑ものだ。

土「んなわけ・・・」
『へぇ?じゃあ、近藤さんに相談してたら、副長はこんなことしないんですか?違いますよね?また、「副長である俺に!」とか何とかかんとかで、怒りますよね?』

はい、形勢逆転!!

『それって妬いて・・・んっ!?』

言い終える前に、唇を塞がれる。
それは、深いものではなく、軽く唇を重ねる程度。

土「黙ってろ、馬鹿」

ほとんど唇が重なったままで囁かれる。
まっすぐ私の目を見つめ、もう一度重なる。

また、合わせる程度。

私は、トシの上着の袖を引き、もう一度とねだる。
すると、意地悪な笑みを浮かべてくるので、自分から重ねてみる。

何度もついばむようなキスの後、また唇の上で囁かれた。

土「・・・妬いてたら悪いか?」
『え?』

まさかそのことを認めるとは思ってなかったので、驚いてその端正な顔を見ると、少しだけ、頬が赤く染まっていた。

『・・・悪いなんて、誰が言いました?』
土「あ~・・・ほんとお前ムカつく」

私は、その愚痴に笑う。

『さて、仕事ですよ。副長』
土「・・・もうちょい」
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