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苦しみの中の幸せ Part4 [銀魂]

第2章  再確認


土「・・・い・・・おい!起きろ」
『ん~・・・』

私の中では数分しか経っていなかった。

はず

土「起きろっつってんだろーが!」
『いたっ!?』

トシに頭を叩かれて、重い瞼を開けるとそこはもう屯所だった。

『寝てるんだから、ゆっくり帰ってくれても・・・』
土「あ゛?なんか言ったか」
『いいえ、なんでもありません』

なんでこんなに怒ってんの?
普段、「あ?」なのに「あ゛?」になってるよ?
゛つけたらただのヤクザじゃん。ただでさえチンピラとか言われてんだから。

私は、渋々降りると、大きく背伸びをする。

運転席から降りてきたトシの隣を歩く。

『あ~・・・眠い』
土「・・・今日はもういいぞ、部屋で寝てろ」
『ええ!?』

ど・・・どどどどどーしたの!?
トシがそんなこと言うなんて・・・

『明日は地球最後の日?』
土「もういい、気が変わった。このまま働け」
『うそ!嘘です!ゆっくり眠らせてもらいます!』

絶対無理!嫌だ!無理!!

と繰り返していると、トシはいきなり噴き出した。
そのまま喉を鳴らし、笑う。

『ふく・・・ちょう?』
土「いや・・・悪ぃ。お前が必死過ぎて」
『そ・・・そりゃあ必死ですよ!睡眠時間の確保に!』

トシの笑っている意味が分からず、聞き出そうとするが口を割らない。

『副長~、教えてくださいって言ってるじゃないですかぁぁぁ!!』
土「自分で考えろ、アホ」
『アホって・・・アホって・・・』

半ば口喧嘩になりつつ会話をしながら、屯所の玄関を開けた。
すると目の前に・・・

沖「真昼間からイチャつくな土方ァァァ!!」
土「うおわっ!?」
『ぎゃぁぁぁ!?』

バズーカの先端を向けられていた。
そのまま発射させそうな勢いの総悟に、私が説得にかかる。

『た・・・ただいま、総悟』
沖「ああ、お帰りなせぇ瑠維」
『あ・・・あのね、総悟。ちょっと調べて欲しいことがあるんだけど。頼めるかな?』
沖「わかりやした、土方さんを消したら聞きまさァ」

いや、それじゃダメだって!

『総悟、今トシのこと消しても楽しくないと思うけど』
沖「俺は楽しいねィ。あ、でも土方さん死んだら副長は瑠維ですかィ?俺も大忙しでさァ」
『ちょっと!?私も殺す前提!?』
沖「副長の座は俺のもんでさァ」

なんか恐ろしい事言っちゃってるよ、この子。
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