第1章 入学式
「おいアニ号令しろ」
リヴァイ先生は号令をアニに指名した
アニはクラスで出席番号が1だ
アニはだるそうに立ち上がり
「起立…礼」
全員がさようならと言うと黙ってリヴァイ先生は教室を出た
「アルミン!ミカサ!帰ろうぜ!」
「うん」
アルミンとエレンは教室を出た
「ちょっと待って」
ミカサは小走りでエレン達の所に向かった
その時カバンの中からマフラーが落ちた
「おい!マフラー落ちたぞ」
ジャンがマフラーを拾いミカサに渡した
「ありがとう」
(すごい美人だ……)
ジャンはその時一目惚れをした
「じゃあ私急いでるの」
「ま、待ってくれ」
「何?」
「こういうの聞くの悪いんだけど…名前教えてくれないか?」
「ミカサ…」
そう言うとミカサは急いで教室を出た
(ミカサ…いい名前だな…)
「ジャン?…ジャンってば!」
軽く放心状態のジャンにマルコが呼びかけた
「うわっ!」
「どうしたの?ボーっとして?」
「いや…まぁな……俺にも春が来たみたいだ…」
(ジャン…一体何のことだい?)
晴れ晴れとしたジャンの横でマルコは難しい顔をした