第1章 入学式
「ここから新しい学校生活が始まるのか〜」
エレンは目を輝かせて言った
エレンは今進撃高校の校門前にいた
「エレ〜ン」
遠くの方からアルミンとミカサが走ってきた
「行くの速すぎだよ〜」
アルミンは少し息を切らせていた
「楽しみすぎてな」
「また3人で3年間過ごせるのか〜」
「エレンとアルミンと私は何があってもずっと仲良し」
ミカサはほほえみながら言った
エレンとミカサとアルミンは昔からの幼馴染みだ
「おいミカサ…今春だぞ?」
「これは大事なマフラー…」
ミカサは季節外れのマフラーを巻いていた
「そこのマフラー巻いた新入生!」
1人の太った先生がミカサのことを呼んだ
「マフラーは秋から冬まででそれ以外の期間の着用を認めていない」
「でも私の大事な…」
ミカサは少しうつむいた
「着用しないなら持っていても構わん、でも着用するなら没収させてもらうからな」
太った先生は校内へ入っていた
ミカサが顔をあげると目が獲物を狩る目に変わっていた
「あの豚…全身の肉を削ぎ落としてやる…」
「ミカサ落ち着いて…確かに今は春だからマフラーしまおうよ」
アルミンが慌てて止めた
ミカサは仕方なくマフラーをカバンにしまった
「おーい」
校内にクラスの掲示板があった
そこはもう新入生の人達だらけだった
その人混みの中からエレンが出てきた
「先に行くなんてずるいじゃないか」
「ごめんごめんクラス気になっちゃってさ」
「どうだったの?」
アルミンが興味津々になって聞いた
「まぁ私とエレンは絶対に同じクラスなのは決まっている」
「ああ…俺達1年4組で皆一緒だ!」
「また1年間よろしくな!」
3人は学校の中に入って行った