• テキストサイズ

[進撃]何度でも[R18]

第10章 閉めたがる団長


秘密の夜から数時間後。

私は調査兵の通常訓練を見学するため訓練場を訪れていた。

ちなみに、ジャンは非番だと言っていたので勿論姿は見えない。

兵士達は一様にトレーニング着に身を包み汗を流している。その中には先日兵長とやり合っていたミカサの姿も見えた。

『……マジか』

まず最初に驚いたのはその強さだ。

ミカサが相手にしているのは熟練の男性兵士ばかりだが、誰一人として足元にも及んでいない。

次に、その腹筋。
細身の腹部を覆う筋肉はまるでアスリートだ。彼女の破壊的な強さも納得出来る。

兵団で一二を争う美貌と新兵一の強さ。
才色兼備とはこの事か、と私は思わず息を漏らした。

ミカサを中心に訓練風景をスケッチしようとペンを構えていると、そこに兵長が現れる。

肩を並べて歩いているのはエルヴィン団長だ。
/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp