第9章 「来ちゃった」【R18】
ジャンが腰を打ち付ける度に卑猥な音が鳴る。それに呼応するようにして私の喘ぎ声が響いた。
『あぁ…っ、すご…おっきィ』
「俺の、気持ちいい…っ?」
『んっ…うん、気持ちい、い…』
唇をくすぐる熱い吐息。
トイレでされた時のような荒々しい物とは違う、愛を注ぎ込むようなキス。
下半身に与えられる快感も合わさって直ぐにでもイッてしまいそうだ。
私はジャンの背中に爪を立てて迫る絶頂を訴えた。
「先生…イキたい?」
『…ん…っうん、も…イッちゃう』
「じゃあ俺も一緒にイク……っ」
ジャンは縋るような瞳でそう言うと一気に腰の動きを速めた。私の事を押し潰さん勢いで抱きしめながら。
「いい…っ?出すよ…‼︎」
『…きて…ジャン、私も……あァァ…っ‼︎』
押し上げる快感が頂点に達した時、ジャンは射精する寸前で陰茎を引き抜いた。
直後、私の腹上に生温かい液体が吐き出される。