第7章 意外とお上手な兵長
こうして兵長がしりとりの相手をしてくれる事になった。
一通りのルールを説明し終えた私は意気揚々と声を上げる。しりとりの性質上、ここから先は会話文のみでお楽しみ頂きたい。
『じゃあ…まずは“しりとり”の“り”』
「リヴァイ兵士長」
『え…自分の名前とか言っちゃうn』
「嫌ならやめるぞ」
『続けさせて下さいごめんなさい』
「…いいから早く進めろ、お前の番だろうが」
『“う”…ウィンクして下さい兵長』
「うるせぇ削ぐぞ豚野郎」
『腕枕でも良いです兵長』
「ウザい事この上ねぇな削ぐぞお前」
『えー…“う”縛りから逃げちゃ駄目ですよ兵長』
「…ウィンクは無理だが腕枕ならしてやる」
『“る”…って中々思い浮かばな……って、え⁉︎ マジですか兵長⁉︎』
「“う”そだ馬鹿野郎」
『“う”わー…マジ傷付いた』
「楽しめただろ?もう直に到着だ…続きはまた今度だな」
第七章[意外とお上手な兵長]完