第3章 リヴァイ(兵長で悶える)班
「り、りり、リヴァイ兵長!」
「お早い御帰りですね‼︎」
真っ先に飛び出したのはオルオとペトラさんだ。
兵長の視界を奪うようにして紅茶を出したりジャケットを預かったりしている。
その隙に総員で隠蔽工作に奮闘したが、不運なことにエレンが転けてしまった。
派手に宙を舞う“兵長絵”の数々。
「…あ?何だ、これは」
その内の一枚を手に取った兵長は唖然とした表情で硬直した。
「(殺される)」
「(これは完全に詰んだ)」
「(まったく良い人生だったぜ)」
「(だが悔いはない)」
各々がそう覚悟を決める中リヴァイ兵長が放った一言、それは。
「…バカ共が、俺は元々眼鏡男子だ」
言いながらスッと眼鏡を装着する愛され兵長。
その姿に総員が盛大に吐血したのは言うまでもない。
一同「(結婚したい…‼︎)」
第三章[リヴァイ(兵長で悶える)班]完