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[進撃]何度でも[R18]

第23章 兵団対抗野球大会


続く第二球。

ストレート一本勝負の団長はこれまた強烈な一発を放った。

ズバァァ…ン‼︎
小気味好い音を立ててミットにボールが吸い込まれていく。

「これで……ツーストライク」

私の隣に腰掛けている兵長が呟いた。

不思議と昂まっていく緊張。
会場のボルテージは最高潮だ。

「ったく本気出し過ぎなんだよ、大人気ねぇな!」

ナイル師団長はそう喚いたが、なんだかその顔は穏やかだった。

ロージンバックを投げ捨てつつエルヴィン団長は言う。

「まるで若き日に戻ったみたいだな。ナイルよ、俺は今最高に楽しいぞ!」
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