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[進撃]何度でも[R18]

第23章 兵団対抗野球大会


兵長はドカッと音を立てて木製のベンチに腰掛けた。その距離は互いの膝が当たる程に近い。

「失恋は辛いか?」

『……誰のせいだと思ってるんですか』

私の咎めるような視線に兵長は一旦目を伏せる。そして、考えるような素振りをしてからこう言った。

「俺だな」

平然と言う兵長に攻撃的な視線を返す。

「まあ、そう怒るな」

言いながら肩を抱かれたが、私はソッポを向いて無言の抗議を続けた。

少し離れた所でジャンとエレンが喧嘩している。

その周りを取り囲んでいるのはリヴァイ(兵長に抱かれたジャンを駆逐したい)班の兵士達だ。
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