第21章 兵長のターン【R18】
「殺してやりたいと思った……ジャンじゃない、お前のことをな」
ぐちゅ……っ
細くて長い指が中を掻き回すように動くと辺りに卑猥な水音が響いた。
ジャンを想う心とは裏腹に、躰が快楽の海に堕ちていく。
深く。
深く。
兵長の指が内壁上部を押し上げる度に、快感の波が押し寄せてくるのだ。
『あっ…ゃ、ん…あァ…っ‼︎』
「お前が他の男に抱かれる位なら殺してやりたいんだよ。なァ……俺の愛が分かるか?」
じわり。
自分の瞳孔が開いたのが分かった。
それと同時に子宮がきゅうっと収縮していく。もう、限界が近い。