• テキストサイズ

[進撃]何度でも[R18]

第21章 兵長のターン【R18】


「おい…おいおい……何あれ、凄ぇ険悪な雰囲気じゃね?」

そんな声が聞こえて視線を動かすと、シャワー室帰りの104期生が此方を見ていた。

声の主は新兵一のおバカ坊主、コニー・スプリンガーだ。

「なァおい、何で兵長が通常兵舎にいるんだ?」

ライナーの服を引っ張りつつドデカい声で問うコニー。

顔面蒼白でそちらを見やる私と目が合ったライナーは、咄嗟にコニーの頭をはたく。

「痛でっ!何すんだよ⁉︎」

「黙れ馬鹿……‼︎ もう行くぞ!」

「はァ?ちょ、おい待てよ!」

そそくさと兵舎へ入って行く104期生達。コニーのKY発言だけはいつまでも響き渡っていた。

「なァ、おい!何で兵長とジャンが気まずい感じなんだよ⁉︎ ライナーってば!」

後日、コニーが兵長のバックドロップキックを食らったのは言うまでもない。
/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp