第20章 宣戦布告【R18】
深く混ざり合う互いの吐息。
ジャンは私の唇から自分のそれを離さぬまま、そっとシャツのボタンに手を掛けた。
『…ふ、ぅ……っん』
下着をズラされて露わになった乳房に彼の手が触れる。
外側から押し上げるようにして揉みしだかれると、思わずいやらしい声が漏れてしまった。
「声、出したら…皆に聞こえちゃうよ」
低く囁きながら愛撫の舌を下ろしていくジャン。
既に硬くなった胸の先端を舐られた瞬間、私は咄嗟に自分の口元を押さえた。
『……っ』
壁一枚隔てた兵舎内にいる新兵達の顔が頭を過る。
彼等に情事の様子を聞かれた所を想像して、図らずも心拍数が上がっていく。