第18章 来たる懇親会に向けて
時は流れて、とある日の晩。
調査兵団の面々はここ訓練場第一講義室に集められていた。
教壇に立つのはエルヴィン団長とリヴァイ兵長、それからハンジ分隊長だ。
「今日、君達に集まってもらったのは他でもない」
そんな切り出しから始まった団長の話はこうだ。
この度、我が調査兵団は野球チーム“調査兵団ウィングス”を結成することになった。
私は団長の話を耳に入れながら過去の記憶を辿る。
先日のマツ○スティック講座の際、コニー相手に時速170kmのチョーク投げを披露した兵長。
その噂を聞いた団長の思い付きにより、この度の球団発足は決定したのである。