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[進撃]何度でも[R18]
第16章 飴と鞭
「忘れろ」
『…え?』
「つい衝動に駆られた……別に、深い意味はない」
兵長は言うだけ言って、ふいっと目を逸らしてしまう。
ドアの前に立ったまま呆然とする私。
どうしよう。
何か言わなければ。
「……もう行け」
俺が変な事を口走る前に。
そう付け加えた兵長の声は、少しだけ掠れていた。
第16章[飴と鞭]完
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