第2章 師団長ともみあげ
あのもみあげ…
触ったら怒られるかなぁ…
この間髭を引っ張ったときは、
結構ちゃんと怒られたっけ。
その後の数日間、
膝の間に座ると
事前に手の自由を奪われた。
そんなに警戒しなくてもいいのに…
それでもなんだかんだ
私を抱えるようにして座ってくるから、
この体勢好きなのね、
とか思ってちょっとニヤニヤしてしまった。
というわけで、
私は欲求不満なわけで。
夜の行為とかいう意味ではなく、
髭的な意味での欲求不満。
あーもう我慢できない。
私はナイルが好きだ。
この気持ちを抑えるなんて無理。