• テキストサイズ

師団長と妄想日記

第10章 師団長と酔っ払い



「……遅ぇ。」


ナイルは小さく貧乏揺すりをしながら、
進まない時計と鳴らない携帯電話を交互に見つめる。

時刻はとっくに終電を超えている。


なのにリオが帰ってこない。

連絡もない。


飲みに行くというのは聞いているが、
連絡もないとさすがに心配になる。

リオはなんだかんだ文句は言いつつも、
遅くなる時は連絡をいれてくる。

リオも子どもではないのだから、
過保護だと言われるかもしれないが、
心配なものは心配だ。

どれだけ煙たがられようと放置しておくなんて無理だ。


「くそ。」


イライラして立ち上がるものの、
迎えに行く宛てもなく、
またソファへ腰かける。

/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp