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師団長と妄想日記

第17章 掌の上




「ナイル。」

アルミンが帰り、
2人だけになった空間で
リオはナイルの名前を呼んだ。


「一ヶ月エッチ禁止ね。」

「え……」

急な死刑宣告に
ナイルの目は見開かれた。

「ちょっと待て、
それは無理だ。」

ナイルを
無視するかのように
リオはツカツカと
キッチンへ向かい、
洗い物を始めた。

ナイルはそんな
リオの背中に
ぴったりとくっつく。


「仕方ねぇだろ。
あんな俺と真逆のやつ
連れて来られたら、
焦りもする。」

少し弱った
ナイルの声が
直接リオの耳に入り込み
ついリオの心臓は強く動き始めた。

「……もっと大人の余裕持ってよ。」

リオは
首を回し、
肩に顔を埋めるナイルのこめかみに
軽く口付けた。

それに応えるように
リオを
抱きしめる腕に
グッと力が込められる。
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