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師団長と妄想日記

第17章 掌の上




「ただいま。」

「あ、おかえりなさい。」


ナイルさんから
明確な答えを聞く前に
リオさんが戻ってきた。


「何の話してたの?」

「リオ。」

「ん?」

「俺のこと好きか?」


さすがに、心の中で
え。
と呟いてしまった。


「……。
えっと……今は、いいえ?」


リオさんは
至極真面目な表情で、
なんなら訝しげな表情でそう答えた。


「………まぁ、あれだ。
こういうところだな。」


冷たい視線を送り続けるリオさんを
指差しながら、
ナイルさんは僕に向かってそう言った。

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