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師団長と妄想日記

第17章 掌の上



いざインターホンのボタンに
指を乗せると、
緊張が溢れ出してきた。

"彼"に会って
僕は何を話すのか、
何を知りたいのか。

何も知らずに、
自分の世界の範囲内で
リオさんにとって
自分は特別なんだと
思い込んでいた方がいいんじゃないか、
なんて、
臆病な考えが脳内を駆け巡った。


大きく息を吐き出して
インターホンを押すと、
パタパタと足音が聞こえ、
リオさんが迎えてくれた。
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