• テキストサイズ

師団長と妄想日記

第14章 師団長と女の子の日



さっきふと気付いたのだが、
私の好きなケーキ屋さんのケーキだった。


このお店はナイルの会社から
家までの道のりにあるお店ではない。


通り道にも色々ケーキ屋さんはあるのに、
わざわざこのお店に行ってくれていることに
正直少し驚いた。



「これにする。」


私はザッハトルテを指差した。


その言葉を聞いて、
ナイルが皿に移してくれる。



「……皿でけぇわ。」

「知ってた。」

「言えよ。」



そんなやり取りをしながら、
大きめのお皿にちょこんと
ザッハトルテを乗せて渡してくれた。

お皿の余白の方が大きくて、
なんだか可笑しかった。
/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp