第14章 師団長と女の子の日
「ねぇ、ナイル。
今日と明日何もしなくていい?」
「あ?どうした?」
「生理始まった。」
「あー…そうか。」
毎月毎月こんなことから
始まるやり取り。
まぁお互いもう慣れたもので。
バタッと倒れることも出来ずに、
ソファに座っていた私の横に、
ナイルが座った。
そして、
私の首筋を優しくさすってくれる。
普段と違い、
私の身体を引き寄せるようなことはしない。
以前、
抱きしめればいいと思ってたら間違いだから!!と
本気で怒ったことがあるから。
生理中は、
下手に動きたくない。
姿勢の一つでコンディションも変わる。