• テキストサイズ

ツンデレに悪いヤツなんかいない(たぶん。)

第4章 お前ら、ツンデレを可愛いとか言うな!


「私はカイン君がしたい様にするのが、一番良いと思ってますよ」


カインはロビンを真っ直ぐに見つめ、諭す様に語りかけてくる。


「お前はどうせ、城に行くべきだって思ってんだろ」


「カイン君がそう思うなら、そうなのでしょうね〜」


ロビンは、はぐらかす様に眼鏡の奥で笑った。


「くそっ…どいつもこいつも、俺になんて言わせたいんだよ……っ」


カインはそうボヤくと、二階へと階段を登っていってしまった。


「……素直に自分の気持ちを言ってくれるだけでいいんですけど…カイン君には一番難しい事かも知れませんね〜」


ロビンは困った顔で笑いながら、カインの去った二階をぼんやり見つめるのだった……ー
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp