第2章 だからツンデレって何なんだよっ!
「カイン君は、中々のイケメン君ですからねぇ、新規のお客さんが沢山来ますよ〜」
ほくほくと笑うロビンを見て、カインは、ははっ、と声を出して笑った。
「おや、そんな顔も出来るんじゃないですか〜」
ロビンに不意に指摘され、カインは恥ずかしさの余り、素っ気なく横を向いた。
(その後、二階のこの部屋に案内されたんだよな)
通されたのは質素だが、きちんと掃除の行き届いた小綺麗な部屋で、カインは直ぐに気に入った。
(まずは、城に関する情報を片っ端から漁るとするか)
そんな事を考えているうちに、いつの間にかカインの瞼は閉じていく。
こうして、カインのアイシスでの新生活が始まったのだった……ー