第2章 新しい世界へ!
レイラSIDE
カランコローン
ドアを開けると、昔ながらの鈴の音が鳴った。
レ「うわあああああ。」
見回すと中はそんなに広くないけれど、3面の壁にぎっちりと棚が並んでいて、棚の中にぎっちりと杖が入っている箱が入っていた。
てか、客が誰もいない!
お爺さんの店員1人だ。
店「いらっしゃいませ。ここには30cm〜200cmまでの長さの杖が全部で2000本あり、それぞれ全く同じ模様ようの杖などありません。是非ご利用下さい。」
レ「に、2000?!」
店「はい。」
セ「うーん。レイラは長い杖がいい?それとも短い杖がいい?」
レ「長いのは置きずらいし、重いからなあ…短いのがいい!」
ビ「じゃあ30cmでいいんじゃないか?コンパクトだぞ?」
レ「そーだね…。でも実物見ないとあまり実感できないんだよね…。」
店「そんな事ならお客様。実際に持ってみてはいかがですか?」
レ「いいんですか?」
店「はい。どうぞ。これが30cmです。」
レ「うーーん。少し短いかな…。」
店「じゃあ、40cmはいかがでしょうか?」
レ「あ、これぐらいがいい!!持ちやすい!」
店「お気に召したそうで…。良かったです。」
セ「あとは模様ね。」
ビ「だな。」
レ「でも、2人共そこで待っててね!」
セ・ビ「え”?」
レ「さっきは大変だったし。」
セ「…分かったわ。」
ビ「でも、選んだら俺らに見せてから会計だぞ?」
レ「うん!」
店「お客様、40cmの杖はここからここまでです。箱の表に実物が描かれているので、それを見てお選び下さい。」
レ「ありがとうございます。」