第2章 新しい世界へ!
夏海SIDE
「、、、み、、、、な 、、っ 、ぉ、、」
「…。」
「夏海起きろ。」
「…。」
(ブチッ)
「いい加減にしろー!」
(げんこつ一発)
「ぎゃーー!!ごめんなさいおはようございますぅぅぅ!!」
「はぁ、朝から変に体力使わせないでよね。」
「てか、まだ6時じゃん!まだ、学校…あ、留学だったっけ?」
「そうだ。今日から一年間だ。」
「そんなに!でも、どうやっていくの?」
「こことあっちの世界を繋ぐ扉がある。寝起きで顔も酷いから、全部支度しろ。持ち物は何もいらないから。」
「分かった。」
バタンッ
お父さんとお母さんが部屋からいなくなったし、用意するか。
「ふわぁー。」
やっぱ眠いなー。
まぁ、それもそうか色々あり過ぎたし。
「げっ!」
赤い瞳に赤髪?!
…ぁあー。
昨日本来の姿のまま寝ちゃったんだった。
それにしても赤髪綺麗だなー。
でも、髪が越しまであるから正直言って邪魔なんだから、ポニーテールにするか。
よし、完了!!
服は、お気に入りのショートパンツに黒のカッコいいTシャツに迷彩柄のパーカーにした。