• テキストサイズ

イナクナッテシマエバイイ…

第4章 クルイ


蓮は、今でも消えそうな声で言う。そう、彼を刺したものは、鋭い包丁だった。だが、彼を刺したのは、少女ではない。少女は、その場に立ち竦んでいたのだ。


「………残念デシタ~。」


そう蓮に向かって言い、包丁を彼の胸から抜く。それと同時に、蓮はその場に倒れる。地面には、彼の血が大量に出て赤く染まっていた。


「………ふざけ………んじゃ……………ねぇ……………よ…………。………………り……………ん…………………っ…………。」

「アレレ~?マダ、息シテルミタイダネ~。」


彼を刺したのは、不気味な笑みを浮かべている稟の姿。蓮は、未だ信じられないという表情を浮かべるがそれどころではない。もう、彼の意識は朦朧としていた。稟は、包丁を振り上げて………………。



























「邪魔ダヨ…。」























それが、蓮にとって最後に聞いた言葉だった。















→BAD END
/ 94ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp