第1章 久しぶりの…………。
─???─
あ………ずるいずるいずるいずるいずるいズルいズルいズルいズルいズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイ。
あれは──のモノだ。あ…でも、あの表情をずっと見られるのなら、いっそうのこと…………閉じ込めよう。
口を不気味に、吊り上げながら、ずっと───の事を見ていた。
そして、ゆっくりとその場から離れて、空を見上げる。今日は、とても良い天気。
腕に、カッターを突きつける。そして、ゆっくりと切る。そこから流れ出す…血………。
血を見ていて、脳裏で──の事を思い出す。
「──の血も、綺麗だろうな。あ……欲しい。全部………ゼンブ……ゼンブゼンブ……ホシイ……。」
───の事を、想像しながら血を舐めた。口の中が、鉄のような味が広がる。
…………あ……──の血、美味しそうだな………。
そして、瞳を閉じたのだった。
─??? 終わり─