第2章 1人は……ダメ……
蓮は、稟を探す為に1人で、行動をしていた。この朽ち果てた村を蓮は、1人で歩いていた。
数分間歩いていると、古い神社が見えてきた。蓮は、足を止めて神社を見ていた。いや、その入り口である鳥居を見ていた。
蓮は、苦しげな表情をする。
「………。ホント、だりぃ………。」
蓮は、首を左右に振り神社を再び見る。すると、人影が見え蓮は神社の中に入り込む。
人影の正体は………。
「やっと、見つけたぞ。稟。」
「あ…………。蓮………。」
そう、神社に居たのは稟だった。彼女は、蓮の掛け声に振り返る。稟は、僅かに肩をカタカタと震えていた。