第1章 久しぶりの…………。
→左に行く。
俺は、左の道に沿って歩く。いや、走った。言葉では、あんな風に強く言ったが、やはり皆が心配で仕方なかった。
道は、草などが生えていてはっきりとは、道は出来ていない。その時……。
ガチッ!
とてつもない音が、聞こえてきたと同時に、右足に強い痛みが走る。俺は、体のバランスを崩し地面に倒れ込む。
「っ……痛ぇな…。んだよ、これ……。罠か?」
俺の足に、食い込む鋭い歯。野生動物を捕まえる道具が此処にあったと気づかずに、罠に引っ掛かる俺がいた。
その場所から血が流れ出す。俺は、痛みで顔を歪めながらも罠を必死に外そうとする。カサッ!と足音が聞こえてくる。
俺は、その方向を見る。
「なんだ…。お前か…それよりもこれ取るの手伝ってくれねぇか?痛くて、仕方ねぇんだよ。」
俺は、ソイツに頼むがソイツの様子が変だとは気づかなかった。ガチャンと、とんでもない音が、耳に入る。
俺は、音が聞こえてきた為、見ると俺は目を丸くさせる。
「なんだ……よ、それ……。お、おい!何を考えてやが────」
バーンッ!!と音を響かせ、俺の言葉を塞ぐ。俺は、その音と同時に意識を失った。
→BAD END