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イナクナッテシマエバイイ…

第1章 久しぶりの…………。


→右に行く。

俺は、右に行く事を決意して歩き出す。家は、ボロボロ状態。触れたら、すぐに壊れてしまいそうな程だ。


「……チッ…。ほんと、迷惑かける奴らだ。それに………。重いな………。」


俺は、地面にある小石を蹴り飛ばし、ひたすら歩く。アイツから逃げていて、追い掛けてくるかと思いきや………。


来なかった。いや………追い掛けて来なかった。帰らせないつもりなのか、と疑ってしまう。


「…………マジかよ。…………何が、楽しいんだ?こんな村に………閉じ込めて………。」


帰らせない………つまり……俺達を此処の村に閉じ込めさせるのが、目的だと考えるのが、自然だろう。


俺は、深く溜息をして空を見上げる。相変わらず、雲一つもない。まさか、こんな事になるなら、来なければとやはり、後悔してしまう。


「………はぁ…。探さねぇとな……。」





























→(12ページへ)

─蓮 終わり─
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