• テキストサイズ

密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第13章 抑えられない情動



「お前は俺のせいで、よく泣くようになった。」

そう声を掛けられ、咄嗟に頬に手を当てた。

生暖かい感触が指先に留まる。



「……本当ですね。
ミケさんと関わるようになってからですよ、
こんな簡単に涙が出るようになったのは。」

思わず頬が緩む。


「笑いごとじゃないだろう。
俺はお前を泣かせたくないんだが。」

「……仕方ないじゃないですか。
ミケさんの前では、
感情を抑えるのが難しいみたいです。」

そう言った瞬間、
ミケの腕は、私の身体を優しく包み込んだ。

/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp