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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第13章 抑えられない情動




「それなのに実際は、
もしその表情が自分に向けられたら、
どんな気持ちがするんだろうか、
そればかり考えて」
「ミケさんっ、」

何を話すかも考えていないが、
反射的に言葉を遮った。


ミケがそんなに切ない想いを抱えながら、
自分に協力してくれていたことを
考えると、胸の奥が酷く痛み、
口を挿まずにはいられなかった。



「……だから話したくなかったんだよ。」

ミケはそっと私の頬を指でなぞる。

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