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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第10章 弾かれたように




「エルヴィン。
お前、こんなとこで何してんだ?」

階段を下り、
エルヴィンの腕の中にいるアンに
目を向けないようにして、二人に近付く。


「ミケ。お前こそどうしたんだ。
俺に何か用事か?」

アンを抱いたまま平然と答えるエルヴィンに、
強い怒りの感情が
身体の奥底から込み上げてくるのが、
手に取るようにわかった。


「いや。
お前と話す用事はなかったが気が変わった。」

そう言ったと同時に、
エルヴィンとアンを引き離し、
エルヴィンの腕を強く掴んだ。

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