• テキストサイズ

密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第10章 弾かれたように




「ま…、ちょっと、待ってください、」


その声の主はすぐに分かった。


アンはまだ
部屋の付近にいたのか。

誰かと話しているのだろう。


だが、少し焦ったような声に
違和感を覚える。



「何故?君がこうしたいと
望んでいるんじゃないのか?」


すぐにエルヴィンの声が聞こえ、
思わず後ずさりをした。

アンとエルヴィンが話してるのか……?



「………んっ…!
でも、こんなとこで、ダメですっ……」

「……ダメと言っている割には、
あまり抵抗しないんだな。」


アンの艶めいた声色が
自分の鼓動を急激に加速させ、
その上、エルヴィンの荒い息遣いが
聞こえてくるようで、
耳を塞ぎたい衝動に駆られる。

/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp