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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第9章 作意の意味



ゆっくりドアを開けると、
そこにはモブリットが立っていた。



「ミケ分隊長。突然すみません。」

「お前が俺の部屋に来るなんて珍しいな。」

「ちょっと頼まれごとを引き受けたんです。
あの……10分後にハンジ分隊長の部屋に
来てもらってもいいですか?」


「……10分後?」

「はい。
今から10分後にお願いします。」

「今すぐじゃだめなのか?」

「自分にもよく分からないんですが……
10分後じゃないとダメらしいです。」

「……相変わらず奇怪なことを
言い出すな、あいつは……」


またハンジの実験材料にでもされるのだろうか。

自然とため息が漏れる。



「では、自分はこれで失礼します。」

モブリットはそう言うと、
足早に廊下を後にした。

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