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密かな交換条件・2【進撃の巨人】
第8章 否と策
しばらくの沈黙の後、
「アン。私に考えがある。」
その一言を受け、少し顔を上げる。
「無理なら断ってくれていい。
だがこの方法なら、確実にあいつを
素直にならせる自信があるんだ。」
「ムリじゃないです!
私は何をしたらいいんですか?」
思わず声を張って答える。
ミケの本心が知れるなら何でも出来る。
そう強く思った。
「アンは特に何もしなくていい。
君には出来るだけ嫌な思いを
させないように努力するよ。」
そう言ったエルヴィンは悪戯っぽく笑い
私の手を引いて歩き出した。
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