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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第8章 否と策



「違うんです。そうじゃなくて、」
「何も聞くつもりはないし、
話すこともない。出て行ってくれ。」


全ての言葉を遮られ、否定され、拒絶された。


これでもまだ食付くべきなのか。



ミケの気持ちに一気に自信がなくなる。

もう今のミケは、
私を好きだと言ってくれたミケでは
ないのかも知れない。





静かにドアを閉められ、廊下に取り残される。


しばらくその場に立ち竦むが、
じわりと目頭が熱くなるのを感じ、
それを誤魔化そうと、廊下を足早に歩き始めた。

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