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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第4章 自然と惹き寄せられる



「……実は、今日の目的は食事じゃないんだ。」

「ん?
何か用事があってクロルバ区まで来たの?」

「ううん。
エマにこれを渡そうと思って。」


カバンの中から取り出した書類を
エマに手渡す。



「………一般教養の問題集?」


「調査兵団の料理人になる為の試験、
受けるんだよね?」


そう言った途端、エマの足が止まった。



「えっ、何で知ってるの?!」

エマは今まで見たことがない程の
驚いた表情を浮かべる。


「ミケさんから聞いたの。
ミケさんは兵長から聞いたらしくて。」

「……それでわざわざ私に
これを届けに来てくれたの?」

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