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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第4章 自然と惹き寄せられる




エマの働く店に向かって
並んで歩いていると

「それにしても、
一人でここに来てくれるなんて
思ってなかったなぁ。
あんな汚い店、
若い女性の好みじゃないでしょ?」

エマはそう言って
不安そうな表情をこちらに向ける。


どんな顔をしても愛嬌があるなぁ……


そんなことを思いつつ、

「料理があれだけ美味しかったら、
若い女性も来たくなるよ。
……ただ店に辿り着くまでが
少し怖いけどね。」

と、悪戯っぽく笑って見せた。


「ありがとう。
次アンが店に来てくれる時は、
路地の手前まで迎えに行くよ。」

エマは肩を震わせて笑いながら
そう言った。

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