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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第3章 表向きの方針か偽りのない本心か




……違う。

こんなことは望んでない。


ミケに応援してもらいたい、
なんて、もう思ってない。

団長の恋人になりたいとも思ってない。




あの女性が兵団に来るかもしれないと聞いて、
さすがに少し動揺はしたが、
もしそれでエルヴィンと彼女が
うまくいったとしても、
私は意外と快く祝福できた気がする。

そう思えるようになったのは、
ミケがいたからだ。




“両想いになれるように努力する”

そう言ったミケのあの言葉は嘘だったのか。


それとも、その気持ちを押し殺せるほど、
私とエルヴィンの仲を
本当に取り持ちたいと思っているのか。




色々考えを巡らすが、
ミケの本心に辿り着けそうもなかった。

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