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密かな交換条件・2【進撃の巨人】
第3章 表向きの方針か偽りのない本心か
「まだそこまではいっていないようだが
もしあの女がこの兵団の料理人になれば
恋人同士になるのだって、時間の問題だろう。」
「なら、エルヴィン団長は?!」
思わず素っ頓狂な声が出る。
「エルヴィンは、あの女が幸せになるなら
それでいいと言っていた。」
「いや、良くないですよね?!
あんなに好きなのに、
そんな簡単に諦めきれる訳」
そこまで言って、ミケに口を塞がれる。
「それはエルヴィンだけに
言えたことじゃないだろ。」
その言葉の意味はすぐに理解できた。
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