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密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第1章 身体の関係より大切な



ミケの視線の先に目を向けた後、
仰向けになって部屋を見渡す。


最初は落ち着かなかった殺風景な部屋にも、
そろそろ愛着すら
感じられるようになっていた。


……だが、それにしても、
あまりに色がなさすぎる。


ミケは分隊長になって
自分の部屋をもらってから、
ずっとこんな部屋で生活していたのだろうか。



そもそも、
何で調査兵団を選んだのだろう……


団長の右腕と呼称され、
リヴァイ兵士長に次ぐ戦闘能力を持つ
実力者と聞いているが、
それなら憲兵団へ行く道も
あったのではないだろうか。

そう思った時、
自分がミケのことを
殆ど知らないことに気付いた。

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