• テキストサイズ

密かな交換条件・2【進撃の巨人】

第1章 身体の関係より大切な




ミケの告白から一週間。


ミケと“身体以外の関係”を築くため、
告白してきたにも関わらず、
相変わらず飄々としているミケの部屋に
アンは毎晩通っていた。




「ミケさん。私です。」

ミケの部屋の前で、それだけ声を掛けると、
すぐにドアが開き

「ああ。」

と、それだけ言ったミケは、
相変わらずドアを大きく開くことで
“入れ”と言う指示を出す。




アンはミケの部屋に入るなり、
いつもの様にベッドに寝転がった。


こうすると、
すぐにでも“やる気”のようで、
最初は躊躇っていたが、ソファーの無い
この部屋でくつろぐ方法は
これしか思い浮かばない。


ミケはいつもの様にベッドの淵に腰掛けると、
特に何をするでもなく
空っぽの本棚を見つめていた。

/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp