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密かな交換条件・2【進撃の巨人】
第1章 身体の関係より大切な
「どうした。まだ悩んでるのか?」
突然横から声が聞こえ、
視線をミケに移す。
「何にですか?」
思わず問い返すと、
「お前が悩むことって言ったら、
エルヴィンのことしかないだろう。」
ミケは視線を天井に移しながら言った。
「もうエルヴィン団長のことは諦めてるので。」
何を今さら悩むことがあるのだろう……
なんてことを思いつつ、
視線を合わせないミケをじっと見つめる。
「……それならいい。」
ミケは天井を見つめたまま仰向けに寝転がると、
小さく息を吐いた。
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